nelmoの日記帳

エンジニア見習いの備忘録とかです。

「エンジニアのためのデータ可視化[実践]入門」を読んだ

業務ではまだ触れていないけれど、少しづつ増えてきそうなので勉強を始めている。

エンジニアのための データ可視化[実践]入門 ~D3.jsによるWebの可視化 (Software Design plus)

エンジニアのための データ可視化[実践]入門 ~D3.jsによるWebの可視化 (Software Design plus)

以下、読書メモ。

感想

副題に「D3.jsによるWebの可視化」とあるけれどD3.jsはあまり本題ではなく、データ分析の目的とその目的を達成するためのアプローチ、そこから得られた結果をいかに理解しやすく伝えるかに主眼の置かれた本だと感じた。

特に勉強になったのは4章「何を可視化すべきか」と6章「探索的データ解析入門」。

4章ではKGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)の設計について、Webサービスに典型的な例を基にした解説。 KPIの乱立はやりがちだと思うけれど、そういう時はKGIとの関連性を考えて必要な物に絞り込んで利用しないと効果が減ってしまう。「なぜそれをKPIに設定するのか」というのをKGIと照らしあわせて考えることが重要。 KPIの設計・データの利用方針についても勉強になった。実際に利用する時に読み返す章になると思う。 また、「仮説検証的なアプローチ」と「探索的なアプローチ」という2つを区別してデータ分析にとりかかるのは非常に重要。

  • 仮説検証的なアプローチ : 設定した仮説が正しいかどうかをデータを基に裏付けをとるための可視化
  • 探索的なアプローチ : データを様々な切り口から可視化することで問題を発見したり仮説設定の切り口とする

自分でも混同しないように気をつけないといけない。

6章では、上に述べた「探索的なアプローチ」を実施する際の概念と手法の解説が記載されていた。データを可視化した時に、中央値・分散・平均等のどこを中止するべきなのか、可視化する時にどういった図が有効なのかを学べた。

D3.jsは、、、はい、JS勉強します。でもブラウザ上でSVGを操作して可視化できるというのはかなりイノベーティブなことだと思うし、利用できる状況はかなり多そう。

JSはすぐにカオスなコードになってしまうので一度AltJSをしっかり勉強しなきゃと思いつつ手が付けられていない状況。CoffeeScriptとかTypeScriptとかあるけど、今から勉強するならどれがいいんですかね。

まとめ

いい本だと思いました(小学生並みの感想)。